社労士サミット2017 タイムテーブル



■午前10時05分~午前11時05分


【第1研修室】講演

企業成長を支える多様な働き方のデザイン
~賃金体系・評価・コミュニケーションのポイント

講師:菊地加奈子氏
社会保険労務士法人ワーク・イノベーション代表
株式会社ワーク・イノベーション代表取締役
 

団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を目前に控え、介護問題や深刻な人材不足に悩む企業が急増しています。同時にこれらの問題によって「活躍する人材」の定義が崩れ、優秀なヒューマンリソースの分散化(複業)や短時間化がますます進むと考えられます。期待される優秀な人材のニーズに応えながら共に働き方をデザインしていくことが今後の企業成長のカギといえます。そうした多様な働き方に対応した人事制度、労使間コミュニケーションについて解説します。

 

(1)「短時間勤務=パート」の構図が崩れる
~優秀人材の複業・短時間・フリーランス化~
(2)変わりつつある育児介護と仕事の両立スタイル
(3)多様な働き方の実現と賃金体系・評価・コミュニケーション

 

 

【第2研修室】講演

「働き方改革」という大きな波の中、これからの社労士に求められる役割
講師:若林正清氏
社会保険労務士法人 若林労務経営事務所 代表理事
特定社会保険労務士・中小企業診断士

今年3月28日に実行計画が発表され、今後、関係法案等が国会にて審議される予定となっている「働き方改革」は、社労士業界にとって大きなチャンスとなります。長時間労働の是正や同一労働同一賃金への対応など労務コンサルタントとしての業務はもちろんのこと、これまでのイメージを大きく変え、第三者視点による審査を強く意識した仕事ぶりも期待されているところとなっています。

今回の講演では、日本の企業のあり方をも大きく変えることになる「働き方改革」において、社労士に求められる役割について、その背景、意義、そして求められる対応などをお伝えします。

 

(1)働き方改革を受け、企業にアドバイスするために押さえておきたいこと
(2)社労士の持つ3つの職能を活かした提案の内容とその進め方
(3)専門的第三者視点による審査業務への展望

 


■午前11時20分~午前12時20分


【第1研修室】講演

社労士ならではのサービスを
~妊娠出産育児にまつわる社労士業務1・2号の進め方について

講師:安中繁氏
ドリームサポート社会保険労務士法人 代表社員
特定社会保険労務士
 

このところ産休&育休を取得して勤続する女性社員は中小零細企業でも当たり前になりつつあります。さらに男性の育児休業もみられるようになってきました。社労士なら当たり前の1・2号業務も、はじめての企業にとっては未知の世界です。

どのようにナビゲーションすると喜ばれるか?どのような提案ができるのか?

今回の講演では、妊娠出産育児にまつわる手続業務を進める上での具体的なフローやミス回避の工夫、価値を高めるための提案方法・価格設定などをお伝えします。

 

(1)法改正の商品化
(2)スムースなナビゲーション
(3)プラスアルファのご提案

 

【第2研修室】講演

働き方改革の中での「派遣・非正規雇用」の方向性と社労士の果たすべき役割
~地方での「ないないづくし開業」から15年の軌跡といま

講師:小岩広宣氏
社会保険労務士法人ナデック 代表社員
特定社会保険労務士 特定行政書士
 

お金なし、経験なし、知識なし。しかも人前で話せない内気な人間が、人生のどん底から29歳で開業。人口20万の地方都市で、人材派遣というニッチな分野に絞って活動してきた15年のドタバタを振り返ります。人材派遣業界が直面する「2018年問題」への実務対応や、派遣労働者のキャリアアップにあたって社労士が求められていること、そして「働き方改革」の中で人材派遣・非正規雇用の向かう方向と、これからの時代の私たちの業務やサービス、持つべき理念について、みなさんと一緒に考えたいと思います。

 

(1)ないないづくしから地方での開業、分野特化を振り返って
~20万都市から無謀にも全国を見据えたダメダメ人間の挑戦
(2)派遣・人材ビジネスの最新事情と社労士が果たすべき役割
~「2018年問題」への実務対応とキャリアアップへの羅針盤
(3)「働き方改革」の中での派遣・非正規の方向と新たな時代の潮流
~労使、正社員・非正規の二項対立、二律背反を超える時代へ

 


■午後1時20分~午後2時20分


【第1研修室】講演

働き方改革を牽引する「次世代3号業務」に向けての戦略
講師:岩﨑仁弥氏
株式会社リーガル・ステーション 代表取締役
特定社会保険労務士
 

「働き方改革」「AI」「SR Technology」「Gig Economy」。これらが急速に進展する10年間を見据え、政府は様々なロードマップを示しており、今後、これに伴う法改正が矢継ぎ早に行われることは必須です。労務管理の専門家としての社労士にとって、「就業規則」「労働時間管理」はその業務の要石ですが、これらも大きく変貌を遂げようとしています。その動向をいち早くキャッチアップし、どのように実務に落としこみ、企業へ提案うるのか。コンサルティング業務拡大の可能性を探ります。

 

(1)AI技術の進展が社労士業務に与える影響
(2)働き方改革の次に見えてくる我が国の新しい働き方
(3)働き方を選択できる社会における就業規則・労働時間管理の姿

 

 

【第2研修室】講演

理想の顧客に出会うための営業の仕組みの作り方
~事務所をブラッシュアップさせるために必要な5つの方法とは?

講師:内海正人氏
日本中央社会保険労務士事務所 代表
 

社労士とはいったい何をしてくれる人なのか?社労士を求めているお客様はいったいどこにいるのか?
私たち、社労士の営業活動は、製品を売る仕事ではなく、高度の専門サービスを提供する仕事のため、そのニーズとのマッチングが行われないとなかなか理解されない部分でもあります。
しかし、企業にとって重要な「人」の問題は、数人の小さな会社から国際的な組織まで、その悩みは様々ですが、「必ず」需要があるのです。
現在、労働環境は劇的に変わろうとしています。そのためにも、私たち社労士が「何を伝え、どんな付加価値を提供するのか」が重要になってきました。しかし、伝え方1つで適正な価値を届けることが困難になることもあります。私たちのサービスと言う価値を届けるための方法が「営業」なのです。しかし、「営業」と言う言葉はゴリ押し、強引にと言ったネガティブなイメージがついて回るのも事実です。しかし、顧客がいなければ、私たちの仕事は成り立ちません・・・。
そこで、今回のサミットでは、私が経験してきた「開業当時に何を行ったのか?現在まで変わらず続けていることとは?どんな営業を続けてきたのか?」を包み隠さずお伝えします。これから事務所を大きくしようとお考えの方、組織化するにあたってどのような担当制を構築したらよいのか?お考えの方、業務の柱を何にしようとお考えの方等には参考になる事例が数多くあるので、1つでも持って帰っていただければ幸いです。

 

(1)社労士として、事務所の将来として、どのような方向性を持つのか?
経営者目線でビジネスを構築せよ
事務所規模に応じた顧客の探し方
(2)あなたのお客様はどんな会社でしょうか?
私がメルマガを出し続ける理由とは?
助成金営業について
(3)スタッフが仕事を持ってくる仕組みとは?
提案を行う方法を伝えれば、スタッフが営業マンに変身する
何を提案すれば良いのかを仕組化する
(4)顧客とのトラブルを防ぐ見積書、契約書の記載方法について
お金の話で「あいまい」はNG、時間(工程)、金額を明らかにすることで信頼関係が壊れるリスクが軽減される
(5)事務所のセールスポイントは必要ですが、本当に備えていかなければいけないスキル、知識があります
これを知らなければ本当のプロとは言えない?(これを知らずして就業規則をつくるべからず、これを知らずして給与計算を行うべからず)

 


■午後2時35分~午後15時35分


【第1研修室】講演

障害年金の現場で知った!社労士が顧問先にお伝えできること
講師:松山純子氏
松山純子社会保険労務士事務所 代表
 

厚生労働省の「平成26年患者調査」の結果によると、うつ病などの気分障害で医療機関を受診している総患者数は111万人を超え、過去最多となりこの15年間で2.5倍という結果発表がありました。年代別では40代がもっとも多く全体の19.6%、次に60代、50代の順になっています。この結果から、勤労世代が多いことがわかります。そのため、私たち社労士は、企業のメンタルヘルスについて、企業側と従業員側の両方の視点を持ちながら、的確なアドバイスが求められます。
今回の講演を通じて、企業から相談された場合に、障害年金から考える社労士の対応の仕方や、メンタルヘルス不調者を中心に、交通事故による高次脳機能障害・ガン患者・難病患者等が退職(休業)の選択ではなく、“就業を維持し、社会とつながる”ためにはどうしたらよいか一緒に考えていく機会となれば嬉しく思います。

 

(1)障害年金をもらいながら働く選択
(2)企業側と従業員側の両方の視点を持つことの大切さ
(3)障害年金に該当する病気や障害程度をイメージできるように

 

【第2研修室】講演

「人のデジタル化」が導く働き方を指導する社労士の働き方改革
講師:立岩優征氏
社会保険労務士法人日本人財化センター 代表社員

鉄から半導体に変化した「産業の米」。新時代の産業の米は「データ」ともいわれ、世界中でデータの囲い込みが行われています。IoTはThings:モノですが、本命はIoPでPeople:人に直接・間接的につながり、データを蓄積していくことです。例えば弊社では、JINS社と共同でJINS社開発のIoPメガネで人の集中度のビッグデータを解析した結果を元に、最適な労働時間設計の提案を行っています。実は、社労士業務は人のデータの宝庫。アナログ処理してきた業務をデータ化する新時代の電子政府が本格稼働します。厚労省等霞ヶ関で100回以上行った交渉やミャンマー等海外で行ってきたソフトウエアの開発など、現場での実体験を通した、新しい社労士の働き方をみなさんと考えます。

 

(1)知多半島から世界の現場対応:霞ヶ関とヤンゴン・シンガポール・上海
(2)これからの電子政府:電子申請とマイナンバーの具体的な動きと社労士業務への影響
(3)50周年を迎える社労士の可能性:急激な環境変化!変化をチャンスと捉える社労士の働き方

 

 


■午後3時50分~午後5時00分


【第1研修室】パネルディスカッション

社労士としてのキャリアの作りかた
~専門特化か 総合対応か!?

講師:安中繁氏   ドリームサポート社会保険労務士法人 代表社員
菊地加奈子氏 社会保険労務士法人ワーク・イノベーション 代表
松山純子氏  松山純子社会保険労務士事務所 代表
パネルコーディネーター:宮武貴美   社会保険労務士法人名南経営

近年、社労士の業務は、単純に社会保険手続きや給与計算の代行を中心とした労務管理の顧問業務を行う以外にも、より多くのフィールドで活躍することができ、そして、活躍が求められる時代となりました。これに伴い、自分の知識や業務を深化させ専門特化した社労士になるのか、幅広い知識を持ち多くの業務に総合対応ができる社労士として打ち出すのか、方向性を示し、それを外部に表していくことが、業務を行う上で必要不可欠な時代になっています。

今回のパネルディスカッションでは、先端化している事務所、チーム体制により総合対応をしている事務所の代表をお迎えし、現在の事務所の体制となった経緯から、今後目指す方向性まで、余すところなく明らかにしていきます。

 

1.開業前~何を準備する?~
・開業前は何をした!?(目的とその効果)
・開業前にしておくべきだったことは?

2.開業後~何から始めよう?~
・開業後、どこを目指したか?
・開業後に訪れた転機はあるか?どのようなものか?

3.職員の雇用~違う景色は見える?~
・職員を雇用したきっかけは?
・職員の雇用で変わったこと・変えざるを得なかったこと

4.事業拡大と人材育成~事務所の成長~
・事業拡大に必要不可欠なもの・こととは
・社労士事務所の人材育成で何を考える
・強い社労士事務所とは、強い社労士事務所になるためには

5.今後目指す方向性~社労士としての生き方~
・スペシャリストを目指すかゼネラリストを目指すべきか?
(代表として、事務所として、職員として)

 

 

【第2研修室】パネルディスカッション

電子化やAI、働き方改革など激変する環境に対応する社労士のサービスのあり方
~社労士制度50周年のタイミングで訪れた史上最大のピンチとチャンスへの対応

講師:岩﨑仁弥氏 株式会社リーガル・ステーション 代表取締役
立岩優征氏 社会保険労務士法人日本人財化センター 代表社員
若林正清氏 社会保険労務士法人若林労務経営事務所 代表理事
パネルコーディネーター:大津章敬  社会保険労務士法人名南経営 代表社員
 

来年はいよいよ社労士制度創設50周年の年になりますが、これからの数年間は社労士にとって過去に経験したことがない激変の時代となっていくことでしょう。手続き業務はデジタルファースト、ワンスオンリーという国の方針に基づき、急速に電子化と効率化が進められ、またAPIを活用した各種システムの普及により、そのあり方は大きく変化していくと予想されます。一方で働き方改革は本格化し、バブル期を超える人手不足も相俟って、人事労務管理に関するコンサルティングのニーズは高まる一方でしょう。

今回のパネルディスカッションでは、こうした環境変化を正しく理解し、今後の社労士としてのサービスのあり方について議論していきます。
(1)電子申請、AIなど社労士を取り巻く環境の変化 いまなにが起こっているのか
(2)本格的電子政府時代における社労士業務はこう変わる
(3)「働き方改革」で大きくなる社労士の役割~なにをどう提案するのか

 



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